高原直也展Naoya Takahara Exhibition

2015.10.1(木)〜10.11(日)open:12:00~19:00(月曜休廊・最終日17:00まで)

「The blue planet 2015」watercolor, pencil on paper

日常生活の事物の中に相関関係を見つけて、どう作品として成り立たたせていくか。
それが私の試みです。それを美術評論家のシモネッタ ルックスは相互依存関係の創造と言っています。
ヨーロッパで長く制作していると、論理的な制作の姿勢が問われますが、論理を整理してできるかぎり
シンプルにし、想像、構想、直感といった物たちが飛び交う私のうちなるものと一体になり、
直截に表現できたらと思っています。

○オープニングパーティーのお知らせ
 10月1日(木)17:30〜
  ※作家を囲んでささやかなパーティーを行います。

〈高原直也略歴〉
1954年 愛媛県四国中央市(旧、川之江市)生まれ。多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。
1977年 渡欧、以後ローマに在住。80年代初頭より、イタリアの前衛作家、評論家と交流を深め、
その後の制作の基礎を固める。

1987年 ヤルトラコル ギャラリー(ローマ)個展。
1989年 ブラスキ宮美術館(ローマ)日本で活躍する作家とイタリアで活躍する日本人作家「同時存在展」出品
    (Mary Angela Schroth、並河恵美子企画)。
1992年 ローマ国立近代美術館「新世代の美術家展」に出品。
1995年 ヤヌス アヴィヴスン ギャラリー(ロンドン)個展。
1996年 フラッシュアート美術館賞展で賞を受ける。Sala 1ギャラリー(ローマ)個展。
    コペンハーゲン トリエンナーレに出品。
1997年 ビアンカ ピラッツ ギャラリー(ミラノ、フラッシュ アート美術館企画)個展。
1998年 ローマ現代美術館の企画展に出品した作品「Doppia」が買い上げとなる
    (Giovanna Bonasegale,Carolyn Christov-Bakargiev, Simonetta Lux企画)。
2001年 ローマ現代美術館「芸術の部族展」出品(Achille Bonito Oliva企画)。
2003年 ローマ大学文学、哲学部芸術学科で講義とワークショップを行う。ローマ大学実験現代美術館で個展。
    エリカ フィオレンティーニ ギャラリー(ローマ)で個展。
2004年 美術誌「luxflux」で作品と芸術論が特集される。ローマ現代美術を紹介する「ローマ プント ウーノ展」
    に出品、東京、大阪、ソウル、モスクワなどを巡回。
2008年 色彩美術館で個展。多摩美術大学で講演。
2009年 作品「湖を指す島」が欧州共同体機関誌Le Courrierの表紙になる。
2010年 ローマスペインアカデミーで講演。
2011年 トラレヴォルテ ギャラリー(ローマ)個展。
2015年 福岡、黒川INN美術館、福岡県立美術館で「Nexus紙の表現展」(石井香久子企画)に出品。
    ポルディ ペッツオーリ美術館(ミラノ)「GEOGRAFIE」展(Beppe Finessi企画)に出品。
    現代芸術研究誌(ナポリ国立美術アカデミー発行)「ZEUSI」の学術委員になる。

「Gray stain 2015」vinyl colors, watercolors, pencil on paper
「Blue stain 2015」vinyl colors, pencil on paper



〈関連リンク〉