松田 彰「言葉のように」Akira Matsuda Exhibition
2016.5.18(水)〜5.29(日)open:12:00~19:00(月曜休廊・最終日17:00まで)
「言葉のように」+備忘録・日記
おもうこと・・・・
人は伝達するため、思考するため、幾重にも「言葉」を重ねますが、あくまでも内容そのものではなく、
それは、単語の集積であり、連続体。
内容の周辺をうごめかせて存在する記号の様なものではないでしょうか・・・・。
「言葉のように」存在する発言を願っての平面絵画。
鉛筆のみの表現です。
白黒の作品と時々言われますが、近頃とても違和感を感じます。
…というのも色彩や素材をそこに観て、私には「鉛筆の軌跡、呼吸」でしかないからなのでしょう。
空中の美術に筆致を運ぶでなく、土壌の時間であったり、経験の棚に一瞬整理するであろう一日の命を
露わに呼吸させ、問う・・・・、そんな営みでありたいと考えての「備忘録・日記シリーズ」。
その日々の営みが、遠い遠いところから、私自体を肉ずけ変容してもらえたり、観えなかったものに
邂逅させてもらうー そんな期待もしてますが、あくまで距離ある営みでありたい。
日々追加されるイメージが独り歩きして時間だけをそこに痕跡として残す。それだけが良いのです。
「位置を読む」シリーズ、昨年始動した私なりの試作も展示させて頂きます。
松田 彰
〈松田 彰略歴〉
・主な個展
1976年 射手座(京都) ・ 大阪府民ギャラリー
1981年 信濃橋画廊 '84 '85 '86 '88 '89 '90 '91 '98 '99 '02 '06 '07 '08 '09
1980年 大阪現代美術センター
1982年 京都藤井大丸
1993年 ABCギャラリー(大阪)
1994年 画廊ぶらんしゅ(大阪・池田) '09
1995年 朝日阪急ビル ART SPOT(大阪・千里) '97
2003年 尼信博物館(兵庫・尼崎)
2006年 CAELUM Gallery(ニューヨーク) '08 '09 '11 '12
2010年 西脇市岡之山美術館アトリエシリーズ・時空間との対話(兵庫)
ギャラリー勇斎(奈良) '12 ‘15
2012年 番画廊(大阪) '13
2014年 MANIF20th・・芸術の殿堂ハンガラム美術館(ソウル) MANIF21th '15
2016年 LADS GALLERY(大阪)
・主なグループ展
1986年〜毎年 アートフィシャルな位相(天野画廊、大阪)
1990年以降 抜粋
1990年 日本現代アーティスト・15(インディビジュアル・G、ニューヨーク)
アートナウ・国際展(ブダキャッスル、ハンガリー)
韓日現代美術―同質・異質展(韓国文芸振興院美術院、ソウル)
兵庫近代美術館招待 '90兵庫の美術家展
1993年 日米現代作家 10対10(高松市美術館)
1994年 6つの視・展(信濃橋画廊大阪)
現代日本美術展(東京都美術館/京都市美術館)
1999年 Ge 25周年記念展(ABCギャラリー)
2000年 個のしごと(信濃橋画廊)'01
2002年 多様化する価値展(比良美術館、滋賀)
多視点の絵画(ギャラリー・ラフェニーチェ、大阪)
2004年 風~明日への軌跡展(ギャラリー恵風、京都)
2006年 ハルピン国際ART FESTIVAL(ユーシュン美術館・ハルピン中国)
ヨンイン国際アートエキスポ招待(ヨンイン文化芸術院、ソウル)
2007年 UIWANG国際PLACARD ART FESTIVAL(ウィオン公園、ソウル) '08〜
架空通信・百花繚乱展(兵庫県立美術館)'08 '10
2008年 モノクローム展・・・3(楓ギャラリー、大阪)
A-ONE 中・日・韓・印尼「並州厚音」国際展(ART・64広州、中国)
2009年 A-ONE 中・日・韓・インドネシア美術展(福岡アジア美術館) '12
新たなる架空通信(アートホール神戸)
2010年 現代美術の断面展(風の神様ギャラリー、メキシコ)
第8回 現代美術祭 “ANDANTE”(テグ文化芸術会館、韓国)
平城遷都1300年祭 奈良アートプロム2010「循環」(ギャラリー勇斎・奈良)
2011年 表現の立脚点(ギャラリー菊)
国際展 「東方妙音」(広州南美術館、中国)
2012年 尼崎アートフェスティバル(尼崎市総合文化センター、兵庫) '13 '14
2014年 円環話法・金子正二+松田彰(2kwギャラリー、大阪)
ギャラリズムin天満橋2014(京阪シティモール、大阪)
2015年 No-Is・松田彰+濱大二郎(ぷらすいちアート・大阪)
日韓絵画交流展(ソンナムアートギャラリー・ソウル)
ソウルアートショー「禅について考える作家」企画セクション(COEXセンター、ソウル) 他多数