そが ひろし「気這ひ」Hiroshi Soga Exhibition

2017.2.14(火)~2.23(木)開廊:12:00~19:00(月曜休廊・最終日17:00まで)


 いきなり押し寄せていきなり変わっていく、急速に変貌してゆく現代社会。
どこかちょっとグロテスクで、狂気のにおいがする。
心を惹かれる何かと漠然とした不安が葛藤する。

 田舎に戻り十数年、土を耕し作物を育てる生活をしている。時の流れは おひさまの傾きに
変わり、空を見上げては明日の天気を気にしている。
 不安も天気予想も、気配が導く脅威や警戒、予防なのだが、気配は無意識のうちに集まって
しまった重要な要素を含む認識していない(ないがしろにした)記憶の断片達ではないだろうか。
時折表れては覚醒させろとつぶやくのだ。

 作品は、紐を使ったコラージュです。掘り起こしたおぼろげな記憶の断片や、傍観していた知
識人の言葉を貼り付けました。
 未来への不安を希望に置き換える私のおまじないです。

〈そが ひろし 略歴〉
1958 郡上八幡生まれ。
前衛美術グループ「具体美術協会」嶋本昭三氏との出会いにより、美術活動を始める。

・主な展覧会(1986〜)
ザ・ワールド・アート展、R・I・P展、Peace by Peace展、BACTERIART(3G、東京)、
アート・コンサート アート・ワーク(FM東京ホール、東京)、現代芸術展(東京都美術館、東京)、
GEISHIYA ON THE GO パフォーマンス(Grand Army Plaza、ニューヨーク)、
神(god)展(P3オルタナティブミュージアム、東京)、ART PAO展(笠間神社、茨城)、
JOINT EXHIBITION(松濤ギャラリー、東京)、VA祭(VA:nishiogi、東京)、
フレームアート展(ギャラリー澄光、東京)、OPINION OF ART(すどう美術館、東京)、
「CGL展」(アートサロン2、千葉)、歌となる言葉とかたち(古今伝授の里フィールドミュージアム、岐阜)、
岡本太郎記念芸術大賞展(川崎市岡本太郎美術館)、星野眞吾賞展(豊橋市立美術館)など

・個展
1989 MASCULINE/FEMININE(Open House Gallery、ニューヨーク)
1990 BORDER(BMギャラリー、東京)
    ワークス・オブ・そがひろし(六本木WAVE、東京)
1991 ELEMENT(ギャラリー坂角、名古屋)
    Coexistent Elements(プラスマイナスギャラリー、東京)
1992 ABSOLUTE SPACE(ギャルリ・プス、東京)
    共存する要素たち(東京電力市川浦安ギャラリー、千葉)
    CHAOS(BMギャラリー、東京)
1993 ELEMENT(ギャラリー坂角、名古屋)
1994 NET・WORK(ギャルリ・プス、東京)
    そがひろし個展(ギャラリーアートサロン2、千葉)
1996 相互依存(ギャラリーSHIBAアート、東京)
1997 「一であって二、二であって一」(スペースS、東京)
    わ・れ・わ・れ(ギャラリーアートサロン2、千葉)
1998 き・ず・な ほ・つ・れ 神奈川アートラリー’98参加企画(ギャラリー華沙里、川崎)
1999 Charm(ギャルリ・プス、東京)
2001 Divination=占い(ギャラリーなうふ、岐阜)
    ジョカの子(もみの木画廊、東京)
    en(GALLERY inos、東京)
2002 harumaturi [ハ・ル・マ・ツ・リ](ギャラリーLaMer、東京)
2003 en(名古屋ギャラリー坂角)
2004 面々の風(名古屋ギャラリー坂角)
2005 lingering 余韻(ギャラリーパスワールド、岐阜)
2015 伝〜show〜(ギャルリ・プス、東京)

・パブリックアート
川崎市立末長小学校 陶板壁画制作
藤沢市立石川小学校 モザイク画制作
川崎市立西御幸小学校 コンクリートレリーフ壁画制作
大田区立羽田図書館 木壁画制作
文京区向ケ丘介護老人ホーム 木壁画制作
藤沢市立六会小学校 陶板壁画制作