前田 大介展 眼窩の漂流、あるいは景色 Daisuke Maeda solo exhibition
2023.7.25(火)~7.30(日)開廊:12:00~19:00(最終日17:00まで)
毎日の生活の中で起こった出来事を全て覚えておくことは難しい。意識することも難しい平坦な時間の中での体験は、忘れたことさえも忘れてしまう。この前まで人が住んでいた家が突然廃屋になって、その時初めてその風景が自身の意識の外側にあったと気付くように、私は確かにそこで何かをしたのだが、それが何かを忘れてしまった。日常の体験の痕跡を拾い集めることで、「忘れたこと」の祖型を浮かび上がらせたいと思う。
Remembering all the events that happen in our daily lives is difficult.
The experiences of ordinary days in peaceful times, which are also hard to be aware of, are even forgotten.
I have certainly done something there, but I forgot what it was, like when a house that was inhabited until recently suddenly becomes derelict, and only then do I realise that the landscape was outside my consciousness.
By collecting traces of everyday experiences, I want to bring to light the archetype of the what-forgotten.
前田 大介 / Daisuke Maeda
2005年大阪芸術大学美術学科卒業。
2007年に初個展。大阪を中心に作家活動を続けている。
[個展]
2022 「端と肌理」LADS GALLREY (大阪)
「片と痕」kumagusuku SAS (京都)
2018 「 Works.12」 C.A.P 〔芸術と計画〕(神戸)
2017 「 Works.11」 Galerie Tzigane (大阪)
[グループ展]
2022 アトリエ三月年末展 アトリエ三月
Idemitsu Art Award 展 国立新美術館
FACE展 SOMPO美術館
2021 シェル美術賞展 国立新美術館
discovery art fair frankfurt メッセフランクフルト ドイツ
2016 シェル美術賞展 国立新美術館
ワンダーシード入選作品展 トーキョーワンダーサイト渋谷
2015 トーキョーワンダーウォール入選作品展 東京都現代美術館
[受賞歴]
2016 シェル美術賞能勢陽子審査員奨励賞
- 今展の開催について / 若手作家支援プロジェクト -
今企画は、現代アートの分野でコマーシャルギャラリーにおいて若手作家の発表機会を増やし、新たな感性の発見と出会いの場を作ることを目標としています。